ほぼ足りてまだ欲 その先

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節操

 幅広い世代に人気があり社会現象とも言われる、アイドルグループ、「AKB48」のファンなどによる人気投票のイベントが行われ、東京都内の会場は1万人以上のファンでにぎわいました。投票の結果、ことしの1位には大島優子さんが選ばれました。(NHK2012年6月6日 21時58分)

 NHKが何度も何度も、このニュースをテレビだけでなく、ラジオでまで報じていた。しかも、「投票権を得るために一度に何枚ものCDを買うファンが多発するという商法で話題」と説明をしていた。それも「こういう商法で問題視されている」と説明するべきだ。
 フジテレビはこれをテレビで武道館から生中継をするという始末。如何に日本のマスコミと称する業界が腐りきっているかを如実に物語っている。しかも、その生中継の視聴率が30数%になったというのだから、この国はもうなにをか況んやであって、こんな国は沈没しようが、埋没しようが、はたまた原発からの放射線で汚染しようがかまうことはないけれど、地球上に波及して他国に影響を及ぼすことだけを阻止しなくてはならない。
 幅広い世代というのはどういう事を示しているのか知らないが、どうしてもこの国の減少は大騒ぎになれば支持されていると思っている傾向にあるし、そういう状況に乗り遅れた奴はマイノリティーと考えて行く傾向にあるのは事実だからもうしょうがない。
 次元が違うけれど講談社現代新書橋爪大三郎大澤真幸の対談本「ふしぎなキリスト教」が2012年新書大賞とかいうものに選ばれたというのもただ単に売れた、というだけに過ぎないだろう。中身がどうであれ、売れればよいのである。売り方がどうだろうと、やっていることがどうだろうと、AKB48なんて胡散臭い、見るからに中身空っぽな商品を金さえ稼げれば当人たちを騙しても、客の弱みにつけ込もうが良いのだ。
 こんな風潮を取り上げ、官邸前で原発再稼働に声を上げ続け、通算前で原発反対に声をからしている人たちがいることを取り上げることがない現実を見よ。