まぁ、野田佳彦がやっていることは矛盾だらけ。
「特別な監視体制」は、福井県の西川知事が、新たな原子力規制組織ができるまでの間、国が責任をもって運転を監視するよう求めたことを受けて設置されたもので、大飯原発のオフサイトセンターに、牧野経済産業副大臣をトップとする「常時監視・緊急対応体制」が整備されました。(NHKニュース 6月16日 17時59分)
東京電力福島第一原発事故を検証する国会の事故調査委員会(黒川清委員長)は9日、これまでの調査を踏まえた論点整理を行い、「官邸が現場に過剰介入した」など6項目の論点を提示した。(msn産経ニュース 2012.6.9 23:46)
この二つを比べてみると明らかにおかしい。「特別な監視体制」が牧野聖修副大臣の常駐である。
牧野聖修は1945年5月4日満州生まれ。中央大法・法卒 静岡市議、静岡県議を経て日本新党から衆議院議員。どう見ても原発に造詣が深そうとは思えない。彼がトップで体制を取ったとしても、いざ、緊急事態が発生したときに、彼はどうするというのか。「何が起きているのか、どうするのか、ベント(フィルターすら付いていない)を開けなくてはならない事態をどう判断するのか」ということを彼は立ち入ることができないはずだ。なぜなら事故調がいうように「過剰介入だ」と判断される可能性が高いからだ。しかも彼らの「体制」は何も法の裏付けがない。
これひとつ見ても、野田佳彦が如何にいい加減な霞ヶ関の甘言に飛び乗っているかということが明白だ。彼のことだからあとで聴かれたら「私は騙されていた!」なんて涙ながらに言いかねない。