外に行くにはまだ体調がいまいちということもあるので、初めてハードカバーを手持ちカッターで自炊した。1974年現代ジャーナリズム出版会刊行の「増補決定版 占領下の言論弾圧」松浦総三著。1,900円。407頁。索引付き。この本の紙は1974年ながら実に残念な紙で、ほとんどわら半紙かと思うようなもの。スキャンするも途中で何度も引っかかる。気になったので、pdf化してから頁点検をしてみたら途中で2頁の抜けを発見。多分読み飛ばしたに違いないと、切り離した原本を全部チェックする。ところが見あたらない。こんなバカなことがあるはずがない。この種の本は綴じるときに必ず対になっているはずで、2頁ないときは他にも2頁抜けているはずだ。ところが他は完璧だ。理解ができない。
ちなみにこの本は地元の図書館から出された廃棄本。
それで何度も何度も紙を揃えてはぴらぴらさせていくうちにとうとう紛れ込んでいる頁を発見。もう一度やり直しをする。全部で約1時間ほど掛かった。意味ないかもなぁ。
ハードカヴァーの本二冊目は「雪はよごれていた 昭和史の謎 二・二六事件最後の秘録」澤地久枝著 昭和六十三年二月二十日日本放送出版協会刊 1,200円。さすがに紙が上質紙だとカッターも快調。pdfの頁でも削除、挿入ができることを知る。
たまには息抜き本もっといって「幇間の遺言」悠玄亭玉介・聞き書き小田豊二・1995.05.10集英社刊を自炊。聞き書き本だからまぁ、あっという間に読めちゃう。