ほぼ足りてまだ欲 その先

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ODAはもう無理だろう

 資源のない我が国がそうした資源を確保する手段として関係各国に経済的支援を与えていくことは非常に重要な戦略であるという説明は良く聞いてきたような気がする。それでなくても顕著に台頭してきた中国はその成長戦略の中でアフリカ等各国に対してもそうして経済的支援を続け、確保しようと一気に勢力を広げてきている。それに対抗して行かなくてはならないということになるのだろうか。それとも、もはや我が国はそんな路線を辿ることができる国力を備えていないのだから一気にシュリンクしてくる経済活動を前提に国家計画を立てて行かなくてはならないところに追い詰められているのだろうか。
 そうだとするとそれは非常に気分の重い作業であり、国民の中に活力が現れるはずもない。
 その打開策としてこれまで規制の産業を元に考えるのであれば、環境ビジネスや製造技術のライセンス供与、あるいはコンサルテーションといったソフト技術・ビジネスくらいなんだろうか。だとしたら多くの雇用をどっと生み出すことができるのかといったらそれは難しい。
 この辺を急いで考えを議論していかないともう間に合わなくなる。しかし、こうしたことを一体誰が議論してくれるんだろうか。政治家がやるかといったらほとんど期待ができない。何しろ彼らは自分が目立ち、なおかつ儲かることしか考えないのだから。本来的には霞ヶ関の高級官僚諸君はこうしたことを考えるためにそれぞれの専門分野で日夜研究に余念がないのではないのか。だからこそこの国の一流と云われる学校で教育を受け、志高く霞ヶ関に入ったのではなかったのか。一体何をしているのか。
 (まさか私がうすうす気がついているように、そんなつもりで霞ヶ関にやってきたわけではないというのではないだろうなぁ。)