ペン画の講習会の日。今日はその絵の題材として、土手の天ぷら「伊勢屋」さんの建物をまず、写真に撮りにいく。先生から話が通っていて、昼営業と夜営業の間の休み時間にも拘わらず暖簾を出して戴いていた。
こうして撮影した写真をプリントアウトし、これにトレーシングペーパーをあてて、輪郭をとる。そのトレーシングペーパーの裏にクロッキー鉛筆のようなもので黒く塗る。そしてそれを水彩用の紙にあてて輪郭をなぞる。そこからようやくペンで陰影をつける。
気の遠くなるような作業なんである。本当に最後まで行き着くことができるのかはなはだ疑問なくらいな作業だ。