ほぼ足りてまだ欲 その先

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いざという時

 TBSテレビの「報道特集」で前の防衛省大臣だった北澤某が3.11の時に米軍と連絡を取り、自衛隊の中で最悪の事態に陥った時にどうするかというシミュレーションを極秘の中で実施したといっていた。それは当然のことだろう。尚かつ当時内閣参与となっていた平田オリザがいうには国民に対して「避難を呼びかけるスピーチ」の原稿を既にかいていたということを明かしていた。これもまた当然のことだろう。
 あの時、時の総理である菅直人東京電力福島第一発電所までヘリコプターで様子を見に行き、東電東京本社に乗り込んでいって叱咤したという話が、それは総理大臣として踏み込みすぎだというバッシングを伴ってマスコミによって報じられていた。それで、菅直人は常軌を逸した最高権力者としてその能力に問題があるというニュアンスで取り上げられた。
 私は今でも、あの時の最高責任者として当然のことをしたと思っている。あの事故は今でも収束なんて全くしていない。使用済み燃料は今にも崩れ落ちそうな冷却プールの中に山積みになっている。あれが崩れて水が失われたらすぐさま臨界に達してしまうかも知れない。今この時点でも充分に私たちは危ない状況の中で暮らしている。それをマスコミは口をぬぐって語っていない。
 日本列島周辺で取れる水産物についてその放射能汚染については誰も話題にすらしない。本当は汚染されているのに決まっている。怖いから触れない。
 あの直後に私は「乳飲み子を抱えている人はすぐさま避難するべきだ」と書いて顰蹙を買った。この結果が表れるのはそろそろだろう。
 これは読む必要があるかも知れない。

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