昨日の夜、BS-テレビ朝日は先月放送した「戦いが聴こえた ラジオが伝えた太平洋戦争」という2時間番組を再放送した。このタイトルでいわゆるプロパガンダ放送について語られるのではないかと早速録画した。まだ始まりの20分ほどしか見ていないが、そこで語られているのは今の調布飛行場から飛び立った特別攻撃隊の物語だった。隊員の声が録音盤、要するに78回転のSPレコードに録音されて、放送されたという事実についての下りだった。これはもう間違いなく特攻隊の美化そのものに過ぎなかった。それにしても当時の22-23歳くらいの若者たちの声も、語りも、文章も、今から見たらやけにじじむさい。そりゃ当然のことで、当時でいえばそのくらいの年は脂ののりきった世代そのものだ。今では全く頼りにならないまだまだ嘴の黄色いどころか、ろくなこともできそうにない年齢ととられかねない世代ではあるけれど、人生の長さがそもそも違う。
それにしてもこの扱いには大いに違和感を感じる。
番組のHPをようやく探し出してみるとどうやらこの後、プロパガンダ放送についても多少触れているようだから、この先をまた見て見よう。
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