ほぼ足りてまだ欲 その先

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復興

 もう2年経っちまったのか、という気分だ。なんも変わらないうちに、あっという間に2年だ。この調子だと、10年くらいはすぐ過ぎる。しかし、「復興」という言葉がなんだか虚しい。国会で語られているのを聴いていると、とっても空虚な言葉でしか語られていない。それなのに、福島第一原発の状況はなんも変わっちゃいない。相変わらず燃料がどこにあるのかもわからないし、4号炉の使用済み燃料プールも揺れたら大変なことになるだろう。
 津波でなんもなくなっちまった地域の復興も進まない。この際、以前の処にそのまま家を建てるしか方法はないのかも知れないという思いになるくらい遅々として進まない。山を崩して造成して宅地を造り、その取り崩した土で、狭い平地のかさ上げをするというのもどうもぴんと来ない。それは次に津波が来た時にやられないようにそうするんだろうけれど、そんな程度の対策でものになるのだろうかという疑問がないではない。そんなんだったらそのままそこに元に戻して、逃げられる大きなビルを建てるしかないのかなぁと。
 しばらく人が戻ってくることができない。本当に思いきった対策を思い切った金をかけてとるしか方法はないのだろうなぁ。そのためには国民が我慢する機運を造るべきなのかも知れない。そのために経済が多少停滞したってしょうがないと思う。株価が上がれば後はどうにかなるのかといったらにわかには信じられない。