NHKスペシャルでまたまた延命のためのチューブをやらないという趣旨の番組を見た。延命策は採らない。いざという時に救急車を呼ばない。呼ぶと彼らはそれが仕事だから呼吸器を付け、心臓に刺激を与え、点滴をして、担ぎ込み最後までチューブに繋がれて病院で死ぬことになると。
最後は家で家族で看取って上げたいと。痛みなく逝くのであればそれで良いかも知れないけれど、本人が痛みに顔を歪ませて、叫び声を上げ、胸をかきむしっていたらそうはいかないだろう。
それでも最後は呼吸を詰まらせるかなんかしていってしまう。それを家族は見ていなくてはならない。そこまで二人で話しているうちに、いつしか二人はまなじりを結し、「だから、だからこそ、行きたいところにいって、やりたいことはやって、そして死のう！」と叫ぶ。あぁ、まだまだ成長していないや。
