昔、竜巻の夢を見て、竜巻ってぇものは米国でしか起きないという概念が頭の中にあったのか、走って逃げながら「トルネェ〜ドォ〜」と声を限りと叫んでおり、その声で目が覚めたことがある。多分アトランタの近郊に暮らしている友人と竜巻についてのメールをやり取りした経験がそんな夢を見させたのだろう。
竜巻も津波と同じように逃げることのできない状況に引きずりこまれる。津波はとにかくそれよりも高いところに逃げていさえすれば体は助かるだけ、まだ竜巻よりは始末がつけやすいといってもいいかもしれない。とにかく竜巻の時はきた！？と思ったらもう遅いだろう。それが怖い。人間はそんなものがくるところだとわかっていて、どうしてそこに住んでいるんだろうか。そこで育ったからに相違はないのだけれど。
