なんで世論調査でアベシンゾーの支持率ってのは6割にも達しているのか、不思議でしょうがない。一体何がそんな思い込みをする結果となっているのだろうか。経済が上向いている、という噂、思い込み、誤解というものが実に上手い具合に作用しているということに過ぎない。実際に結果が国民一人一人に届いているのかといったらそんな兆候はさっぱりない。企業、それも大企業だけは数字の上では良いってことになっている。だけれど、一体誰がそれを享受しているのか、という点をよく見なくてはならない。
TPPも原発も財政赤字も、何もかも、何も良くなっていない。自分たちの手元に今何がやってきているのかといったら、収入の増加だとか、豊かな心配のない社会保障とかではない。増税、物価高騰という方はどんどん具体的になって迫ってきている。
それなのに、なんでこの状況を6割もの人が「これで良い、これが良い！」といっているのだろうか。それは支持率というもので括るべきものではなくて、思い込みというものに過ぎないのだ。ことほど左様にこんな「世論調査」というものが恣意的に作り出すことができるものなのだということなんである。
