日本ではサインといっているけれど、英語ではautographのこと。つまり、著名人の直筆を貰いたいという風習は一体いつ頃から始まっているのだろうか。歌い手やスポーツ選手のautographを貰いたいという人はそういう場所に行くといつでもいて、アメリカの野球場やゴルフ場や、欧州のサッカー場なんかでは子どもたちまでノートと筆記具をつきだして選手たちに群がっている。テニスの会場ではポロシャツに描いて貰ったりしている。
私だって幼少のみぎりには結構そんなことをして貰ったことがある。ジャズのギタープレイヤーのケニー・バレルという人の演奏が好きで、二十歳そこそこでライブを聴いたときには、店の紙ナプキンに書いて貰った。それは今でもとってある。サイモンとガーファンクルのものもあるのだけれど、それは誰か友達から貰ったもので、私にとっては彼らと会ったこともなくて、殆ど感慨もない。
- 作者: 山本一力
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2006/12/01
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スポーツ選手(元を含む)のautographは元西鉄の中西太と元サッカーの日本代表監督だった岡田武史だけかなぁ。