ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

「ただ批判する」

 まるで小学校のクラス会じゃあるまいし、「一度決まったことにやいのやいの言うのは潔くないとおもまぁ〜す!」みたいな発言には驚く。
 まだまだ続く2020年東京オリンピックの話題だ。
 毎日新聞によると(2013年09月09日 21時07分)「安倍晋三首相が五輪招致のプレゼンテーションで「完全にブロックされている」「コントロール下にある」と発言したことについて、東京電力は9日の記者会見で、「一日も早く安定させたい」と述べ、首相発言を事実上否定した。政府に真意を照会しているといい、政府と東電の認識の違いが出たと言えそうだ」という。
 つまりアベシンゾーは防波堤で区切られた水域(これがつまり0.3平方km)に閉じ込めてあるんだとIOC総会の記者会見で答えた。菅官房長官も会見で「湾内に広がるのを防ぐために「シルトフェンス」という水中カーテンが設置されている」と答えている。
 まるで、このシルトフェンスで外に出ないように押しとどめてあるかの如き印象を与えている。これは全くの誤解というべきか、わかった上でそういっている意図的な嘘かのいずれかだけれど、多分発覚して認めざるをえなくなったときには、「誤解」と答えるに決まっている。
 そうしたバックグラウンドを検証することなく、利権を抱えて離すまいとする連中が周辺を金を握らせるなり(前回ブラジルが勝ったときに、石原慎太郎が向こうはやることをやってきたと説明したから、勝った今回はそれが実行されたということだろう)して、決められたことに対して異論を唱える「一度決められたことを無視するということだ」という価値観の持ち方は、ハッキリいって日本国の教育の(マイナス)成果が著しく発揮された結果だといって良いだろう。
 こうして考えると「教育」は本当に重要な要素を含んでいる。この国はこの国の80年ほど前を手本にして作られた北朝鮮にかなり似ている。盲目的にお上のいうことを信用しようとする。本当に人が良い。