今年の暮れはタイガース（ッたって野球じゃなくて、グループサウンズの方）が全員揃って復活コンサートをやるんだそうで、昨日一昨日のポール・マッカートニーじゃないけれど、根強いジュリーファンはさぞかし興奮だろう。先日ドラムの人見みのるががラジオに出てきて昔の話を盛んにしていた。初めてあったとき、沢田研二は先の尖った革靴を履いてきたんだとか。そういうタイプの奴だったんだと。
彼は慶応高校の漢文の先生だった。で、思いだしたのはわが高校の漢文の先生だった。確か神保先生と仰って教科書のあんちょこも書いていた人で、この先生はそのままあんちょこを持ってきて授業をした。だから多分当日の授業については全く準備なんてしなかったのだろう。漢詩を読み下し、意味を滔々と述べると、最後はそれを中国語で読んで韻を踏んでいるのを実感させていたのだけれど、実際は発音の練習をさせるわけでもないからただ聞かせていただけだ。
で、この先生が今から考えてみると無呼吸症候群かなんかだろうと思うのだけれど、なんと実に、授業中に居眠りをしたのだ。急に声が聞こえなくなり、あれ？っと思って顔を上げると先生のクビが前にガクンとなって寝ていることがわかる。
