ほぼ足りてまだ欲 その先

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申し訳がない

 なんだかんだ云いながら、「まだ煮詰まっていない」だのなんだといいながら、結局最初からみんなが思っていた通りに公明党という政党は自民党の言いなりになるわけだ。なんでそんなスタンスを宗教団体がその母体である政治団体が取れるのかと不思議でしょうがないのだけれど、要するに彼らは政権政党という言葉に酔っているわけだね。その範疇に留まっていれば、国内どこに行っても役所が一目置くと云うことなんだろうなぁ。
 その宗教団体で絶対的な権力者となっていると云われているおっさんがそう判断しているということなんだろうねぇ。権力にしがみつけ、権力から離れたら意味がないんだって。その「権力」がどんなことをしようとしているのか、いかなる価値観に基づいてこの国をリードしようとしているのかなんてことには全く耳を貸しちゃあいないってことだ。
 ここまでの約70年間、この国は曲がりなりにも、一本筋の通った実に高邁な思想を標榜して来た。それをこんな宗教団体が牛耳る政党にぶちこわしにされてしまうのは実に耐え難い。
 彼らに存在意義は全くない。
 今野党と云っている政党には与党の別働隊が跋扈している。「維新」だって、「次世代」(何をふざけたことを云ってるのか)にしたって、「みんな」にしても、そこからスピンした「結い」(なんていう名前だったか思い出せなかった)にしても、みんな自民の別働隊であることは明白だ。下手をすれば民主党だってある意味自民のそっくりさんだ。本当の意味での野党なんてのは日本共産党と社民位しきゃいない。こうなったら、この国を真剣に憂える人たちがいないんだといっても差し支えないだろう。
 つまりとっくのとうに大政翼賛会化しているのだ。ならばこれからこの国はどうなるのかといったら、国民が真剣にならなかったら、あっという間に90年ほど昔に遡ると云うことだ。
 徴兵されてしまう若い人たちには本当に申し訳ないのだけれど、この国の有権者がこういう制度を選んでしまったのだ。