ほぼ足りてまだ欲 その先

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新宿

 保阪正康が新宿で「日本はどこへ向かっているか」という話をした。日頃彼は「昭和史」について語っているけれど、近頃はとみにその中で現政権に言及することが増えていた。この際その部分に絞って語ろうということだったのかも知れない。いつもの昭和史を聴きに来る人たちが半分くらい、あとは見慣れない方々だった。
 彼は「私は保守です」という。日本国憲法を最初から「平和憲法」というのはおかしい。あれは「非武装憲法」なのであって、それが目標とするのが平和な社会だというのであればわかるけれど、あの憲法があるからそれだけで平和なのだというのは大いに間違った表現だというのだけれど、なるほど確かにその通りで、その憲法をないがしろにして、大日本帝国憲法に置き換えんとするアベの動きは全く間違っている。
 アベの間違っている点は他にもあって、行政がすべてに優先する社会というのは全く間違っているのは明白で、いけしゃあしゃあと立法、司法を無視する彼らの閣議決定というルール違反は許しがたいものがある。
 簡単に「集団的自衛権の行使」てなことをいうけれど、日本には二種類以上の司法権力は存在してはならないわけだから、自衛隊には軍法会議というものが成り立たない。にもかかわらず勝手に集団的自衛権というが、それでは逃亡兵やらストライキが起きたら、彼らをどうやって処分するのか。そうした法的なシステム整備も何ら着手するわけでもないのに、勝手に集団的自衛権の行使云々をいえる立場ではない。
 帰りにエレベーターの中で、動く歩道のある地下道はどちらですかと乗り合わせた若い女性に訊いている背の高いおじさんがいた。若い女性は知らないと言った。だから、出たらそのまま行けば地下道がありますよとお教えしてから自分もいってみると、あの動く歩道はなんと土曜日には動いていない。てっきり、バリアフリーのために設置されているのかと思ったら、そうではないってことか。この地域で働く人たちを太らせるためにあるものなのか。(んなわきゃないか)。