ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

病院にて

 まぁ、確かに待合室は混み合ってましてねぇ、それでも一声かけて「ちょっと詰めて貰えませんか」といえば座れないこともないくらいだったんですよ。そこにやってきた、40代と覚しき狐眼をして、赤地に白の水玉という大胆な、あたかもおまえは草間彌生か、とでもいってしまいそうなロングのひらひらしたワンピースの女が、血圧計測計のパイプ椅子を持ち上げると、くるっと回して座ったですよ。おいおい、そんなことをしたら誰も血圧を測れなくなるじゃないか、と思ったところへ、お婆さんを車椅子に乗せたおばさんがやってきたのさ。で、「済みませんねぇ、血圧を測らせてください!」といったわけよ。そりゃハナからその椅子は血圧を測る人のためにあるんだから、そういわれてもしょうがないわなぁ。するとその草間彌生がなんといったと思う?「じゃ、どこへ座れば良いのよ!」ってんです。
 先代の林家正蔵だった怒鳴るぞ。「そぉんなぁ、こたぁ、て、てめぇぇでかんがえろっ!ばかやろぉぉ!」