ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

75分

 随分前に右足の脛が痒くて、痒くてたまらなくて公設の総合病院の皮膚科に行って塗り薬を処方して貰いましてね、風呂上がりに塗っている間に、何ともなくなりました。フ〜ン、良かったと思っていたら、これが再発。特に靴下を穿いているとゴムが食い込んで、そこからかゆかゆが始まります。尿素入り保湿クリームを買って塗るも、なかなか良くならず。その上、今度は首筋が赤くなって痒くて、触るとざらざらするんですよ。
 雨が降ったりやんだりしている中、思いあまってまたその病院に行きました。すると、何と何と待合室はギッシリ、爺さん婆さんで一杯です。診察室の前には「予約のない人は90分待ち」って書いてあるんです。予約のある人だって45分だって!ひぇ〜!Facebookをひと当たりチェックして、本を取り出してつまみ読みして、居眠りして、目が覚めてもまだ60分。そこからトイレに行ったりして、ようやく呼ばれたら、75分後です。
 それで痒いところを見せます。靴下が食い込むのがいやで、わざわざゴムがゆるゆるになった靴下を穿いていたのですが、多分医者も看護婦さんもそれを見て「あぁ、お金がないのねぇ・・・」と思ったことでしょうねぇ。
 医者は触ることもせずに塗り薬を処方しました。どうしてわかるんだろう?魔法の眼だろうな、これは間違いなく。
 会計はATMみたいな機械です。ところがクレジットカードで精算できない!?「済みません、カードではダメですか?」とお伺いしたら、「それではこちらへ」とカウンターへ。「お手数をおかけして申し訳ない」といったら、あちらの方「機械で対応できなくて済みません」って。この人、今時偉いなぁと感心しちゃいました。これぞ日本人的気遣いですよねぇ。
 目抜きの通りを歩いていたら、おばさんというか、お婆さん二人が地図を見ながらうろうろしているので「どこかお探しですか?」と聞きました。するとその二人が思わずぎょっと下がりました。明らかに警戒の眼です。じゃ、というので通り過ぎると、後ろから「あのぉ〜」と声。気を取り直したようです。そんなに怪しく見えるんだね、私って。
 やっぱこれじゃ怪しいか。