「膝の関節痛があり、以前は自分で医師に処方してもらっていた」などと説明。今回は「父に処方されたものを、頼んで送ってもらった」と供述したという。
小包の中身は「ネックレス」と申告され、ネックレスの下に錠剤が置かれていたが、送り主である父親は「隠す意図はなかった」と説明。ハンプ容疑者が膝に関節痛を抱えていたことも確認されたという。（毎日新聞 2015年07月07日 21時01分（最終更新 07月07日 21時09分））
大変に寛大な処分で、この国は大したものだなぁとほとほと感心致しております。なんせ日本でもアメリカでも規制対象のもので、医者が処方すれば合法的なものだとはいえ、自分に処方されたものでもなく、それが問題になることがわかっていたからこそ、送るにあたって申告もごまかしていながら、悪質性は低いと判断するというんだから。
「田舎者のヘロイン」（毎日新聞 2015年06月25日 09時40分）と呼ばれているくらいだというのだから、犯罪性は十分にあると考えるのが普通で、自分からトヨタの役員を辞任したから起訴猶予だなんて、大企業の関係者で、アメリカ人だから寛大な処分にしたと言われてもしょうがないんじゃないだろうかと、これは大変に疑問であります。「知らなかった！」じゃなくて、充分知っていたからこその事態だと考えるのが普通だろう。なんとも納得がいかない。
