ほぼ足りてまだ欲 その先

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草笛

 東信地区に「草笛」という名前のついたそば屋が何軒もあります。あの近辺の方で知らない人はまずいないでしょう。毎年信州へ行くと、毎日昼飯は蕎麦ですが、今回は7回の昼飯のうち、蕎麦を食わなかったのはたった一回で、残り6回のうち半分の3回はその草笛チェーンでした。ただ、草笛のHPを見ると、このうちの一つは彼らのチェーンの中に入っていないようです。
 今回行ったのは佐久の「草笛」、小諸懐古園にある「草笛本店」、そして東御にある「ふるさとの草笛」で、この最後の「ふるさとの草笛」がHPには出ていません。

  • 佐久の草笛:

 ここは多分最もお客が入っている店ではないでしょうか。大きさからいうと、上田の「草笛」と良い勝負でしょうか。
 入るとすぐに囲炉裏が切ってあって、席が空くのを待っている人たちの待合所になっていますが、このすぐ前にガラスで仕切った蕎麦打ち台があります。今回は二人の職人が蕎麦を打っているところが見られたので、ぜんぜん退屈しませんでした。見ているだけで面白い。

 この店はそれこそ半世紀ほど前に一度入ったことがあると記憶しています。しかし、その時はどんな蕎麦を食べたのか、まったく記憶にありません。前回来たのは2-3年前だと記憶しています。その時はぶっかけ蕎麦を戴き、クルミの実を挽いたものが載っていて感動した記憶があります。今回は蕎麦つゆの薬味にゆずの練り物がついていてびっくり。ここも小盛りがあります。

  • 東御のふるさとの草笛:

 この近辺は工場だらけです。だから平日の昼飯時に行くと、工場勤務の人たちばかりです。ここの蕎麦は桶に入ってくるところや蕎麦がまさに「草笛」そのもので、きりっと冷たくて美味しいのですが、あまりにも量が多すぎて、最後は飽きてきます。周囲環境からなのか、小盛りの設定がありません。奥が座敷の大広間で、ここに案内されちゃうと膝が痛い年寄りには辛いものがあります。ここの名物は「横綱」と名付けられた(雷電為右衛門にちなんでいる)大盛りで、三千円。これを完食すると名前が張り出されます。以前にこれに挑戦している人がいて、みんなが写真を撮っていたことがあります。