ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

年末

 年末、正月ともなると街の中は日頃お出かけになる方々ばかりではございませんから、いろいろ大変です。
 出かけの地下鉄の中では近隣国からお越しの皆さんが、座席のあっちとこっちに並んで、大きな声でわぁわぁお話になっておられます。昔だったら大声はアメリカ人と相場が決まっていたものでございますが、今はそうじゃありません。
 鞄から文庫本をとりだして読みふけっていたら、向こう側に座っていた東洋人のゴロゴロ鞄がこっちへ倒れまして、伸ばしっぱなしにしていた取っ手がパッチ〜んっ!と私の膝に当たりました。驚いた!ぎゃっと見たら、その男は私をギッと見ただけで何もいわない。この野郎!と思ったけれど、そこはほら、物わかりの良いお爺さんだから、すぐさま読みかけの「エベレスト」に戻ったものの膝が気になって進まない。私が降りる一つ前の駅でそいつは降りていったんだけれど、その時にも私になんの挨拶もなく、そのまま知らん顔で降りていった。なんだ、あいつ!
 帰りの地下鉄の向かいに40だと覚しき兄ちゃんが座っていた。こいつが鞄にものをしまおうとしたときに、何かころっと落ちた。しかし、こいつは鞄からウェット・ティッシュをとりだし、次に普通のティッシュをとりだした。落としたことに気がついていないんだったらいってあげないとなぁと思ったら、ティッシュで落としたものを拾い、それをウェット・ティッシュで入念に拭き始めたのだ。うわっ!潔癖症なんだろうなぁ。
 駅から家に到着するまでの間に、一方通行を逆行する車二台。よそ者がたくさんやってくる時期。
 夜は町会の夜回り。町会を二周。多分、酒と食い物があるんだろうとは思ったけれど、友人の町会は酒があるだけだと聞いていたので、念のためにとおでんの夕飯をしっかり食べて町会会館にいったらおでんが煮てあった。