マーカーの数値が急に高くなったのは、そうでもなさそうな医者の態度に、安心してというか、ついに別件を白状したら直ぐさま診て、どうしますか?って医者が言う。どうしますかってのは入院するのかどうするのか、自分で決めてね、って事。じゃ、来月やりますといったら、全身麻酔するから、それに堪えられる身体かどうか見るために全検査をします、って。血液検査、尿検査、肺活量測定、X線検査、心電図測定とぐるぐると回ったらほぼ2時間近くかかった。この病院は大きな民間病院なんだけれど、とってもシステマティックに良くできていて、どこへ行っても、どこへ入っても必ず生年月日とフルネームを繰り返させる。入院受付へ行くとまるで銀行の定期預金の受付みたいで、とても気持ちが良い。
それにしても爺さん、婆さんばかりで、私なんぞまだまだ若造なんだなぁと実感する。これで来月下旬に2泊3日することになった。
入院コーオディネーターのところへ行くようにいわれたので、行ってみると、なんだかMSWの人だったみたいで、様々なことを聞かれた。「ご兄弟は?」と聞かれたので「三人」と応えたら「じゃ、上はお姉さんですか?」というのでどうしてわかるんですか?とうかがったら、三番目で名前に「一」がついているから、というのには、なるほどと納得した。学校で習った通りのフェイスシートを着々と作っていく。その上栄養管理についての意見までしてくれちゃう。それにしても揚げ物をなんの制限もなくぱくぱく食べて良かった時代が懐かしい。海老フライトか、ヒレカツとかをばくばく食べたい。ごま油で揚げた天丼をかっ込みたい!