ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

まね

 語学は物まねが上達の道。とにかく真似をするんです。英語の発音だって、真似をするんです。諦めずに真似をすれば良いんです。初めのうちは省略しないで真似をします。つまりロックンロールではなくて、「ぅろぉっk・あぁんd・ぅろぉぉぉl(エルです)」と発音するんです。それから省略形に自然になります。とにかくしつこく発音。一番良い例は小林克也です。間違っても小西克哉じゃありません。ひとつの単語でも良いから物まねをしてみましょう。
 大下繁樹先生に「NO」を何度も何度も、ちゃんとアメリカ風の発音になるまで繰り返させられた中学三年生の時のことを思い出します。おかげで、そこからとても気をつけるようになりました。ま、逆にどうして君の英語はアメリカンなんだ?という質問を受けることも多いのですが。
 日本の英語教育があの頃から、大下先生の教育法を取り入れていたら、全く変わった環境になったであろうことは想像に難くない。しかし、当時の文部省が、市井の教育者の方法を取り入れるわけがない。そこが日本の教育の痛いところ。敗戦から70年も経っているのに、日本人の英語力はまったく上達の兆しがなくて、他の国に比較のしようも無いほどだ。小学校から取り入れるという手段を講じているらしいけれど、そんな教科が嫌いな子どもを増やすことになりゃしないかと、甚だ憂慮している。