あれは、そう、そろそろ20年前になりますか。某外国にいっていたときのことです。近所に永住している友人が住んでいて、ワーキング・ホリデーできている日本人の若者たちが電話をつかって繋げる、いわゆるパソコン通信なるものを自由に使えるようにしていたものだから週末になるとみんなが集まってきてくれて、しょっちゅうBBQやら、自分で作る餃子パーティーやらをやっておったわけです。時には事務所の若手も呼んだりしてね。
そんなある日の翌日、事務所の上司を含めた日本人のゴルフ・パーティーがあってね。その上司が昨日はなにをしてたのかと聞くから、こうこうこういうパーティーをやってました、といったのさ。するとどういう発想なのか、彼が自分は出かけていたけれど、うちの妻は暇にしていたんだけれど、なんで声をかけてくれなかったのかというんだな。これには驚いたなぁ。なんで私が彼の女房に気を遣ったりして、彼女の知り合いでもない人たちを呼んでいるパーティーに呼ばなきゃならんのかと。それをごく普通にいいだせる彼の感性は理解しかねたんだよなぁ。未だに理解ができないんだけれどね。
作業をしていて、急にこんなことを思い出したのは、一体何だろうか。
