ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

東京MX

 株主:エフエム東京(20.07%)中日新聞社(6.27%)東京都(3.51%)鹿島建設(3.51%)凸版印刷(3.51%)東京ドーム(3.51%)東映(3.51%)日本電気(3.51%)
 この株主のラインナップを見ていると全然関連がわからない。中日新聞といったら東京新聞に繋がっていて、安倍自公維政権から一番離れているマスコミだといって良いんだけれど、それが鹿島や東京ドーム、東映なんていう、どう考えてもぎんぎん右という感じの企業と名前を連ねていて、東京都がそのとどめを刺している。
 で、この放送局は東京都知事の金曜日の記者会見を生中継していて、慎太郎の独善的な、傍若無人な記者会見振りが見られていた。ここの番組で一番売れたのはサブカルチャー丸出しの「5時夢中」ってやつだ。
 その放送局が今やっている右翼系反動番組が「ニュース女子」という番組で、もはやほとんど関西の「いって委員会」とそっくりで、先日高江を報じる番組で、ろくに取材もせず、反対派は金を払って動員しているだけじゃなく、韓国人が反対運動に関わっているんだと伝えたそうだ。

 この抗議活動は実は週休二日だとか、捕まっても問題が無い定年過ぎたシルバー部隊ばっかりだ、過激デモで危険だから行くなといわれたといい、40kmも手前の「二見杉田トンネル」までしかいっていない。抗議行動は「犯罪だ」と決めつける。
 韓国人だといっているのは在日三世で反ヘイトスピーチ団体「のりこえねっと」共同代表・辛淑玉のことだ。確かに彼女は国籍は韓国だけれど、ただ「韓国人」と表現するのは如何なものか。挙げ句に彼女のもとにはたくさんの金が集まっていると、須田慎一郎が発言。彼はあっという間に変節を遂げて見せた。これを「転向」という。
 カメラを向けると反対派が凶暴化すると表現し、その現場の写真や動画があるわけではなく、ただ一方的に「妨害された」と話すだけ。他のメディアも妨害されていて動画が報道から報じられていないとまで表現している。彼らは余程他の番組、例えばTBSの「報道特集」や夜中のドキュメント番組を見たことがないのだろう。
 挙げ句の果てには何かもわからない茶封筒に人の名前と2万と書いてあるものを見せて「ほら、現金が出ている」と決めつける。
 「もともと沖縄の人たちはアメリカが好きなんですよ、その沖縄の人がこんなことをするとは思えない」という発言は非常に問題がある。
 この放送局がどんな株主の元にどんな判断を強いても自由かも知れないが、この番組を見たら、いかなる意思の素に作られているものなのか、よくわかる。
 実はこの番組のスポンサーはあのDHCの子会社「株式会社DHCシアター」で、浜田麻記子社長が、都内で会見を開き、裏番組にあたる「報道ステーションを潰しにいきます」と宣言したと報じられる右翼企業なのだそうだ。
 こんな番組が大手を振ってまかり通ることが許されるのはもはや報道の自由だとか、表現の自由として放置されるべきでアルトは思わないが、それが民主主義国家というものなんだろう。だから、政府批判のテレビ番組も勿論許されなくてはならないし、ましてや有料テレビであるNHKでは余計にそれが行われなくてはならないはずだ。
 私は「いって委員会」やこの番組はあまりの偏向に胸くそ悪くて見る気が起きないが、これを鵜呑みにする単細胞がどんどん増殖していることには