ほぼ足りてまだ欲 その先

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近現代の歴史を

 日本の近現代の歴史を著した書籍を読むと、その出典の中には必ずワシントンD.C.にある米国公文書館に保管されている資料が含まれている。そういう書籍を著す研究者の方々には日本語だけでなくて、英語の能力も要求される。特に占領期の資料のほとんどはここから出てくる。挙げ句に戦中の日本国、もしくは日本軍の資料もここから出てくる。
 日本はポツダム宣言を受け入れるとした直後に全国の機関に資料を焼却するように指令を出した。しかし、末端にまで行き着いていなかったことが明らかで、東京裁判の時に、米軍を中心とした連合国側は資料を調査した結果、米国公文書館にこれらの資料が集められるに至った。
 自国の歴史を自国で、自国語を用いて調査することができない、そんな国である。