ほぼ足りてまだ欲 その先

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有給休暇

 豪州にはsick leaveという制度があって、病気の時はこれを使って休む。だから病気になって有給休暇を使うことになるといけないから使わないようにする、ということがない。
 私は会社で働くようになって2-3年目に年が明けてからスキーに行って有給休暇を使い、有給休暇を3日間だけ残して3月中旬になって、大成功だと思っていたら、九州へ出張に行った先でぎっくり腰になってしまい、動けなくなって有給休暇が足りなくなり、とうとう欠勤となってしまった。欠勤になると何が起きるのかというと、次のボーナスが減額されるということに愕然とした。しかし、今になって考えると、これは労災じゃないのか?豪州だったら、病気用の有給休暇が別にあるので、こういうことは余程のことが起きないと、起こりえない。
 その代わり日本のように海だ山だって祝日がこんなにたくさんはない。学校が休みになると、親も一緒に休んで遊びに行っちゃうから、school holiday中は教会もガラガラになる。
 日本にも欲しいなぁ、sick leave制度。

 とここまで書いてきたら、自営業の友人から、そんなこといってられるのは雇われ人だけだ!といわれた。仰る通り。しかも、日本では、システムを確立できる規模の企業の雇われ人だけだ。ここまで考えてくると、この国のシステムは本当に人間本位に考えるという価値観が作られにくい風土にあるということかなぁ。堪えることが文化になっている。