トランプがまたろくでもないことをしでかして、世界が大混乱になりそうで、もはや危機一髪である。日本ではそれほど大したことでもないような伝えられ方だけれど、これはとんでもないところに彼は手をつけてしまった。それほどトランプには思慮というものがない。アメリカ人はとんでもない奴を担ぎ出してしまっている。
もともとキリスト教もイスラム教も元はといえばユダヤ教であって、キリスト教でいったら旧約聖書に相当する部分はみんな共通だ。だから、聖地となるところは当然共通になっているわけで、そもそもここが誰のところなのかというところではない。かつてはみんなそれぞれの宗教を胸に持って(無意識のうちにそうだったことでもあるけれど)まぜこぜになっていたはずだ。だから今でもまぜこぜになって暮らしていれば良いのに、ユダヤ人がイスラエルを作って集住をしたときに「ここは俺らの場所だ!」と無理矢理に宣言したことがいけない。まぜこぜになって暮らしていればいいわけだ。
それをトランプはアメリカのユダヤ人社会におもねってイスラエルに有利な発言をした。口先のおべんちゃらでいったんだと思っているのかも知れないけれど、これは全世界のイスラム教徒達を明確に敵に回したということだ。これからとんでもないことが起きる。
そんなことをまったくわかっていないまま「注視している」だなんてトランプにこれまたおもねった発言しかしていない安倍晋三もこれまたイスラム教徒を敵に回したことになる。それを全くわかっていない安倍晋三政権は世界の中で明らかに孤立する。世の中を知らなさすぎる。トランプの腰巾着でいたら、世界において行かれてしまうぞ。