2018-03-14 今川焼 最後に今川焼きを食べたのは一体いつだったんだろうか。子どもの頃、実家の前の坂道を転がるようにくだったら、左側の銭湯の先に、冬は今川焼き、夏はかき氷の小さな店があった。まるいくぼみがずらっと並んだ銅でできた型に皮のタネを大きなヤカンのようなものからひょいひょいと注ぎ、そこへ竹を縦に半分に割ったようなものにのっけた餡子をヘラで落としていくのをじっと見ていた。ほっかほかの奴をうちへ持って帰って、横をわずかに割り、そこからバターを押し込んで、食べると、これは実に旨い! 突然こんなことを想い出した。