歌の会を構築したので、それを区の公認団体にしたいと思いました。つまりそれによって区の施設の利用料が半額になるのです。それを審査して認可するのは生涯学習課なんですね。私たちの会は50代から上は80代の区民です。区の行事から派生したグループですから、行事でご紹介いただいた先生を二回に一回は来て戴いて、歌唱法を仕込んで貰いたいというわけですが、それが生涯学習課は気に入らないのだそうです。それではカルチャー・スクールと一緒で、ここでいう団体は、自己完結しないとダメなんだそうです。ピアノの伴奏者についても、メンバーの人がこれからピアノを練習したらどうかというのです。話がここまで来た時には、さすがにこいつはひょっとすると底なしの無知な人間なのかと思いました。簡単にチョロチョロッとピアノの伴奏ができるようになると思っているということのようです。
それよりも何よりも、「そう簡単に認めてたまるか!」という意欲に燃えておられる対応です。良くある役所仕事の典型です。挙げ句に彼はわが家の周囲を歩いて、本当に住んでいる奴かどうかのチェックをしたようです。そんなんでわかるものか。偽の団体をこしらえてきたと疑っているわけです。それが仕事だというわけでしょう。
たかだか社会教育団体を認定するのに、大きな声でほぼ恫喝に近いいい方をするので、何度も「それならお前の世話になんぞなるものか!覚えていろ!」と怒鳴って席を蹴って立ちたい衝動に何度も駆られました。でもそんなことをしたら会のメンバーに大きな迷惑を掛けてしまいますから、ひたすら我慢、我慢です。
どこかの区役所だったかのカウンターに登って刀を振り回した輩がいると聞いた時に、ひょっとして生活保護がらみかな?と思ったニュースがありましたけれど、案の定生活支援課で、犯人は生活保護を打ち切られた38歳でした。あれはひょっとしたら非社会的団体の構成員だったかも知れませんけれど、あっちの分野ではそう簡単には申請書それ自体を渡してくれないという話を良く聞きます。そういう対応をされたら、やっぱり向かっ腹が立つだろうし、そんないわれ方をされてまで生き延びなくても良いや、という気持ちになるだろうという気がします。
あまりにも気持ちが収まらないので、9千歩ばかり闇雲に歩き回って疲れました。