ほぼ足りてまだ欲 その先

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中抜き

神戸市水道局の64歳の男性職員は、勤務時間中に近くにある飲食店に弁当の注文をするため、3分程度の中抜けを半年間に26回した。男性職員は、半日分の減給(ハフポスト2018年06月16日 12時51分)

 かつて、大阪市の清掃局の現場では、四六時中中抜けやっている連中がいると、確か、日本テレビの「NNNドキュメント」なんかで追求していたのを見たことがある。彼らは何しろむちゃくちゃで、タイムカード押したらいなくなっちゃうんだもんなぁ。
 しかし、今度の弁当を注文しに3分間留守にしたことが26回だったってんで、全部で78分ということになるわけで、これで「処分」なんだからあっけにとられた。
 一年間にすると約150分間の怠業ってことになるわけだ。水道局の給料がどれくらいか知らないけれど、半日分の減給っていったいいくらなんだろう。
 こうして考えてみると昔のサラリーマンは気楽なもんだったなぁ。本当は12時15分から昼休みだったのに、会社の食堂に30分も前にいって喰っていた。時間通りに行くと混むからといって。ひと頃は人事部が見張っていたこともある。しかし、客先の打ち合わせに出かけるから早昼だといって平気の平左だった。外回りをしていた時なんて、上野まで帰ってきたらもう16時半だから、これから事務所に帰ってもしょうがないから直帰!とかいっていたものなぁ。
 そういえばオフィスビルに間借りをしていた時なんて、そのビルの中に弁当屋が御用聞きのように弁当を売りに来たものなぁ。ヤクルトは来るし、あんなのんびりした時代じゃもうないんだろうなぁ。
 通信手段がどんどん発達して、世の中の周り方がどんどん早くなって、先を見て準備をしていかないと、ひとつ手立てを間違えるとえらいことになるという時代は辛いものがあるなぁ。それなのに、実感としてみんなが儲かっているのかというとそうではないのはいったいどこに問題があるんだろうか。不思議でしょうがない。