ほぼ足りてまだ欲 その先

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時代錯誤

f:id:nsw2072:20190404211304j:plain:w240:left 福岡県知事選挙は元厚生労働官僚で新人の武内和久氏(47)が麻生派が推す候補で、現職小川洋知事(69)を自民の造反組が押しているという自民党内派閥争い選挙になっちゃっている。他には共産党の篠田清氏(70)が立っているけれど、実質自民党対決。
 塚田一郎という世襲議員で、自民党・元麻生太郎の秘書だった参議院議員の国交副大臣が武内候補の集会で鉢巻きを締めて、自分たちが如何に力があるのかを誇る演説をした。

「国土交通副大臣ですから、ちょっとだけ仕事の話をさせていただきますが、大家敏志さん(福岡県選出の自民党参院議員)がですね、私のもうひとり逆らえない吉田博美さんという参議院の(自民党)幹事長と一緒に、私の副大臣室にアポを取って来られました。『地元の要望がある』。これが下関北九州道路です。
 じつはこれ、経緯がありまして、11年前に凍結されているんです。なんでかわかります? 『コンクリートから人』っていう、とんでもない内閣があったでしょ。総理は『悪夢のようだ』と言いましたが、まさにそのとおりでございます。公共事業はやらないという民主党政権ができて、こういう事業は全部フリーズ、凍結しちゃったんです」

「何とかしないといけないと。下関と北九州ですよ。よく考えてください。下関は誰の地盤ですか? 安倍晋三総理です。安倍晋三総理から麻生副総理の地元でもある北九州への道路事業が止まっているわけです。
 吉田(参院)幹事長が私の顔を見たら、『塚田、わかってる? これは総理の地元と副総理の地元の事業なんだよ』と。『俺が何で来たかわかるか』と。私、すごく物わかりがいいんです(会場笑い)。すぐ忖度します(会場笑い)。『わかりました』と。
 そりゃ総理とか副総理はそんなこと言えません、地元の。そんなこと、実際ないんですよ? 森友とかいろいろ言われていますけど、私は忖度します」


 ここまでいいきって、その動画すら公開されちゃっているのに、このバカは国会に呼び出された挙げ句、「大勢が集まる会だったので、われを忘れて事実と違う発言をした」といった。「事実と異なる発言だったので改めまして、撤回をし、国民の皆様にお詫び申し上げます。私自身は職務を全うしたいと考えております。」
 これでもクビにしない安倍晋三の居直りを私たちはどうしたらよいのか。このまま黙ってみているということで良いのか。べろべろという安倍晋三が国民を舐めている音が聞こえてくる。