ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

百日紅の花の構造

 ある方がブログにこう書いておられます。

「多数の短い雄シベ(38本)があり、その回りに何と不思議、長い6本の釣り針形の雄シベ(紫色の葯)があるのです。つまり、2種類の雄シベを持つのです。
38本の雄シベの中から、長くて太い釣り針形の雌シベが伸びています。この長い雄シベと雌シベは共に先端が下向きになっていて、短い雄シベの葯(花粉)と長い雄シベの葯・雌シベの柱頭が向かい合っているのです。
フリルで美しい花びらと短い雄シベの黄色い花粉で昆虫を引き寄せ蜜を吸わせ、その間下向きの6本の雄シベの花粉が昆虫の背中付着し、これが
下向きのめしべに触れて受粉するのです。何と巧妙な構造でしょう。」

 おじいさん、よく見えないのですが、かなり複雑になっているなぁという印象を持つのは、もちろん花弁のあのひだひだが頭からそのように認識させているってことにあるんでしょうけれど、ぴょんぴょん飛び出しているように見える雄しべどもが要因でございましょうね。
 2種類の雄しべをもつなんてことが許さるんだとは思いませんでした。随分狡い花でございますなぁ。

じっくり見ることがなかったので、今更ながら、びっくりしてしまいました。


(大変恐縮ながらネットからの借り物解剖図でございます。元ネタは「園芸植物大事典、小学館 1988」だそうです。)