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麦にとろろ

　ちょっと調べ物をしていたら明け方になってしまったので慌てて寝るも、朝はいつも通りにはさすがに起きられず。麦飯のトロロ掛けを売り物にしているお店がランチ・バイキングなるものをやっているというので出かけた。なかなか侮れない。みそ汁はお揚げだったのだけれども、味が単なるみそ汁と違う。給仕の方にお伺いしてみると調理場に聞きにいってくださって、味噌は二種類使っているが、酒粕も使っているというのである。道理でちょっと酸味があり、味が深い。プロというのはいろいろなことを考えるものである。白菜の漬け物はゆずが効いていてぱりぱりと新鮮であった。もちろんバイキングだからおかわり自由。

年末

　腹ごなしに、地下鉄でいえば二駅分を歩いて用足しにでかける。途中で見かけた廃校になった元の小学校の校舎の蔦が紅葉の終わりに近く、端に建っている銀杏がまさに紅葉真っ盛りである。今年は都内の紅葉が遅い。
　友達と忘年会があって出かけるのだけれど、人混みはなんだかノロ・ウィルスにでも感染しそうで尻込みしそうである。
　学校の同窓生数人と忘年会をする。さすがに金曜日とあってあっちに行ってもこっちに行っても忘年会の人たちでごった返している。それほど寒くもないし、なんだか世の中浮き足立っているようにも思える。どうも耳が遠くなっているものだからそうした喧噪の中にいると人の話が良く聞き取れなくて困る。行き帰りの電車の中で3週間ほど前のラジオ番組をpodcastで聴く。便利な世の中になったものである。

たまらん

　教育基本法が恥ずかしげもなく可決。お爺さん岸信介にまさに追従するおぼっちゃまの面目躍如たる勢いである。支持率がどれほど下がろうと、数の力で「粛々」と邁進する姿はご本人が仰るように歴史家が評価するであろうが、その前にすでに私はあなたを評価する。あなたの考えは「教育」という言葉に全くそぐわしくない。もう期待することは何もない。こうなった以上、この政党から政権を取り上げ、もう一度考え直す状況を創り出す必要がある。そうかといって第二政党はこの教育基本法の変更に基本的には賛成である。考えていかないと私たちは子孫にとんでもないことを押しつけていることになる。