ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

2011年

 麻生太郎がどうしても2011年に消費税を上げるといいはっているその理由がどうもはっきり見えない。
「景気が確実にいいものになってきたという状況を踏まえ、無駄(遣い是正)、行革などを前提とした上で、と言っている(毎日新聞 2009年1月20日 東京夕刊)」といいながらも「中福祉を望むなら中負担だ」といい、今から考えておかなくてはすぐには実現できないと主張する。
 国会に提出する2009年度税制改正法案の付則に2011年度からの消費税引き上げを明記するというのだけれど、何が何だからこの結論に繋がるというところを繰り返し説明することが必要だと思う。
 確かに社会保障をより厚くするために全国民が拠出しなくてはならないのはわかる。しかし、そのためには各省が自らの食い扶持確保のために抱えている外郭団体をきちんと精査し、その実態をつまびらかにして、財政支出を明確にしておくことがどうしても必要だ。それをやらずにてめえの判子一個で渡りが許されるという曖昧なものを許しておいて、全くの創意工夫もなく消費財を上げようといって一体誰が「ウン、ウン」というと思うのだろうか。
 バラック・オバマが本当にどんなことをしてくるのかまだはっきりその方向性が私には見えていないのだけれど、麻生自民党政権はあまりにもなんにもしないことにあきれ果ててしまう。
「やぶれかぶれで9月まで選挙民を騙せば大成功政権」なんて情けないにも程がある。

 民主党の石井一が昼飯を挟んで前後に質問に立つ。公明党斎藤環境相に公明党は来るべき選挙に際して消費税値上げをマニフェストに記載するのかどうか、自分で答えられないのなら昼休みに幹部に聴いてこいといった。それができないんだったら2011年に消費税を上げるといっている麻生政権の連立から降りろとまで。
 すると昼休み後に斎藤は「党幹部に聴いてきました、鋭意検討中」と答えた。ふ〜ん。

ついに

 ノー天気に暮らしてきたら風邪なんかひくことはないと思っていたし、確かにこの一年くらい風邪なんかに悩まされた記憶がそんなにないのに、今日は朝からついに喉が痛く、身体全体が何となくぞくぞくして、嫌な雰囲気だなぁ、と思っているところに昨日に比して嘘のようなどんよりとした、寒々しい天気。
 民主党・石井一のだみ声が余計に頭に触ると思ったら、なんと答える方もだみ声だ。ついにうどんを煮込んで食べて「クシャミ三回、ルル三錠」を呑んで寝込む。
 おかげでバングラデシュの世界最大NGO、BRAC(Bangladesh Rural Advancement Committee)の総裁ファズレ・ハサン・アベッド博士の講演を聞きそびれる。