日本テレビのサイトには
「『NNNドキュメント』は1970年1月4日にスタートしたドキュメンタリー番組で「3分クッキング」「笑点」に続く、日本テレビでは3番目の長寿番組です。」と書かれている。
半世紀を超えて続いている番組で、それだけで驚く。それにしてもキューピーの「3分クッキング」「笑点」がもっと続いているというのにも驚く。
しかし、なによりも『NNNドキュメント』に驚かされるのが、NNN、つまり読売新聞系列である日本テレビをはじめ民放ニュースネットワーク29社がつくっているということだ。何しろ読売新聞といったらあの正力松太郎が戦後引っ張ってきた、そしてその後渡辺恒雄が独裁を振るってきた思い切り右寄りの自民党全面つながりのグループであるということだ。その読売系というべきグループが唯一の良心の番組とでもいうようなドキュメントを毎週日曜日の夜中に放送している。多分視聴者は非常に限られるだろうし、見ている殆どの人は録画視聴者だろう。私もそうだ。
10月13日に放送されたのは「キノコ雲の上と下~米兵の心に苦悩を刻んだヒロシマ~」という広島テレビが作った55分のものだった。当時生後8ヶ月の幼児だった被爆者の近藤紘子(こうこ)さんは教会の牧師の娘だった。戦後父親が子どもを連れて渡米した際に、テレビ番組に出演して、エノーラ・ゲイの副操縦士と対面した時、その副操縦士、Capt. Robert A. Lewisと対面した。彼女はあの爆弾を落としたアメリカ兵を憎んでいたけれど、そこで彼が流した涙と、「わたしたちはなんということをしたのか」という言葉にすべてを許した。悪いのは戦争なんだと。彼女はのちにアメリカの大学に進学し、被爆とその後の体験を人々に語ってきた。
一方、Lewisは後に原爆ぐもの彫刻を残している。そこには「God's wind ?」と彫られている。
Jacob Beserはレーダーの専門官で彼は広島に原爆を落としたエノーラ・ゲイ、そして3日後に長崎に落としたボックスカーの両方に登場した唯一の人間だ。2016年3月にはBeserの孫にあたるAri Beserが来日して日本記者クラブで会見を開いた。彼は2015年に"The Nuclear Family"を著している。
御前崎にクルーズ船

来年のHALの日本クルーズが御前崎に入るというのである。なんであんな不便なところに、満室だったら1,800人は乗れるであろうWesterdamが入港するのか、とてもとても不思議だった。清水港の間違いじゃないかと思ったくらいだ。どんなexcursionを考えるんだろうと思った。ネットでうろついていると、今年の4月にWesterdamは初めて入港したという。で、その時の地元のテレビ局が報じたニュースがYouTubeに上がっていた。
京都の宇治の様子を他のテレビが報じていたが、私達が遊びに行った頃は、平日にあの界隈はガラガラの人通りだったのに、今や外国人を含めてわんわん人が来ている。で、多くの人が日本のお茶を買って帰るというのである。某お茶屋では(大げさなんじゃないの?と思ったけれど)「日本語を聴かない日もある」というのである。そして“茶源郷”和束で、茶摘み、そば茶打ち、茶葉の天ぷら、送り迎えつき、二人で26万円コースだ!と宣伝していた。
ドン・キホーテでも抹茶絡み食べ物満載で売っているし、今や日本のお茶っ葉は大人気なんだそうだ。これだって、仏教の坊さんが中国から持ち帰ったところから始まってんだけどね。
そこで、御前崎だよ。ここの後背地はかの「牧之原台地」であり、といえば、全国に知られるお茶の一大生産地で、深蒸し茶の発祥の地。温暖な気候と台地の長い日照時間は、良質なお茶の栽培に適し、荒茶の生産量はなんと日本一!
なるほどなぁ。クルーズ船運営会社はさすがのマーケッティングだってわけですよ。子供の頃を含めて8年間暮らした清水でもちょっと日本平方面に上がれば南に茶畑が連なっていたから、別になんとも思わなかったけれど、外国人にとってはとても不思議な光景なんだろうなぁ。ところで、紅茶はインド北部やスリランカの環境が良くなくて、供給量が減っていて値上げ必至だという。コーヒーも紅茶も値上げ。