ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

重要

主文はもちろん受け入れて、その東京裁判が無効という意味ではないが、中に書かれている事実関係については、私はやはり当時の裁判の状況等からみて、きちんと私たち自身で検証する必要があると思っている。(自民党本部での記者会見で稲田朋美自民党政調会長)(朝日digital2015年2月26日18時53分)

 無効といってしまうと講和条約が崩れてしまうからだ。

衆予算委

民主党の後藤が軒並み指摘。
 西川公也の顧問としての報酬について、関連会社等報告書が出ているにもかかわらず、所得等報告書が出ていないのはなぜか。出ていないということになると脱税していることになるじゃないか。
大島委員長:西川公也が顧問をしていたということが判明したという点について、新聞報道等というけれど、その新聞というのはなにか。その新聞名を明らかにしろ。
 レッテル貼りになってはいけないというのが安倍の逃げ方。秘密会として開催された衆議院予算委員会理事会の中身を首相が知るわけがないと弁明。
大島:調べたのは私です。税務の話をしたので、財務大臣が答弁する。
麻生:納税の個別についてですねぇ、個別の納税者の納税状況を国税に対して確認を求めるということはこれまでありません。
後藤:わかっているから総理の任命責任について聞いている。
大島 あなたは脱税の疑いといった、これは行きすぎた言葉だと思う。税を納めていたらこれはどうなるのか。脱税という言葉については理事会で協議する。(余計な発言だよねぇ、大島なんかが委員長だなんて、大笑い!)
後藤が鈴与問題に触れる。
望月義夫:鈴与が補助金を受けていたことを昨日まで知らなかった。「低炭素価値向上基金事業」は国からの補助金ではないから規制法の枠にはあたらない。鈴与及びグループからの全体の献金については通告されていないから全体額はわからない。(後援会長は鈴与の元副社長、現相談役)だからといって補助金を貰っているかどうかわからない。環境省は本当に一生懸命やっていただいているところで、そういった問題で汚れているとかどうかは謹んで貰いたい。法律に則しておりまして、規制法22条にはあたらないから法律的には適法だと思っている。
後藤は上川大臣についても触れる。やっぱり鈴与から毎月6万円の献金
上川:その通りだ。補助金のついては全く知らない。状況がどうなっているのかについては改めてしっかり調査する。
後藤は下村について。Facebookで行動がわかった。これは下村大臣のものか。中部博友会の会長か。彼は逮捕されている。
下村:懇親的な集まりであって、後援会ではありません。選挙区外の集まりであり、寄付、パー券の購入ということはない。名古屋の方がいつ後援会長だったのか、というのは把握していない。脱税事件後には返金している。平成25年に4万なにがしかを献金されていたと知ったので返金した。
後藤はなんでも任意団体にしてしまえばそれですむというのであれば、それで全部逃げられるじゃないかと指摘。
下村:言葉については気をつけろ。憶測で誹謗中傷に近いことをいうのは政治家として、気をつけて発言しろ。博友会が全国に6つあるが、なぜ任意団体かといったら、直接私に対して政治資金の寄付とかパー券の協力をする団体じゃない。年に一度仲間の会だから話を聴かせてくれというところだから、無報酬でいっている。会そのものは政治団体として援助して貰っているわけではない。
後藤:別途個人としての献金にしてしまうのだとしたらそれは区別がつかないじゃないか。
大島:傍聴席も静かにしてね、山ノ井さんの声も聞こえるからね。(こう発言すると議事録に載ることを意識している。)
下村:任意団体がやっていることについて問題があるんだとしたら、後援会として登録するやり方だってあるよね、ということはいえるとは思うんですが、あなたの言い方は相当に問題があるよ!
後藤:上川、望月、下村と問題が出ている。安倍総理の見解は?
安倍:下村さんを支援している人たちが裏で何かをやっているかの如くなんの根拠もなくいうのはどうかと思う。補助金が出ているか出ていないかはわかりにくい。外国人からの献金民主党の時に出て総理大臣が関わっていたじゃないか。冷静に議論するべきだと思う。構成要件、知っていたかいなかったかという点についてはそれは事実だと思う、そうならないためになにをするべきかと冷静に議論するべきだ。(与党席は拍手喝采

世の中チョロい

 東京電力福島第一原発の排水路から汚染水が外洋に流出しているのを把握しながら約10月間公表しなかった問題で、廃炉作業を担う東電の社内組織・福島第一廃炉推進カンパニーの増田尚宏最高責任者は26日、経済産業省高木陽介経産相と面会し、放水口を外洋から港湾内に変更するなどの対策を取ることを明らかにした。
 高木副経産相は「東電はこれまでも情報公開のあり方で何度もミスをしてきた。組織の問題だ」と厳しく指摘。増田氏は公表遅れを謝罪し、「情報を隠す気はなかった。環境に与えるリスクなどを考慮し、しっかり情報公開したい」と述べた。
 面会後、増田氏は報道陣の取材に応じ、「データ公開に知恵が回らなかった。私の問題だ」と釈明した。(毎日新聞 2015年02月27日 東京朝刊)

 世の中をこんなに甘く見ている態度に怒らなくて良いのか。「隠す気はなかった」ンだそうで、「あぁ、そうなんだ、そんな気はなかったのかぁ」と納得する奴がどこにいるんだよ。いるんだとしたら、それは電力会社の社員か、原発関連企業の連中、そしてそれで金を稼いでいる政治家か・・・ン?結構いそうだなぁ。だからこの程度に甘く見ていればそれで良いのか。

鈴与

 静岡・清水の鈴与といったら地元を仕切る大企業で、かつては日通が活躍できない国内でたった二つの港の一つであるといわれた清水港を牛耳る企業だ。鈴与を相手に喧嘩をしたらあそこでは生きて行かれない。Jリーグの清水エスパルズの後ろ盾であり、富士山空港を拠点とするFuji Dream Airlineを飛ばしているのも鈴与だ。
 その鈴与がまさか国の補助金を受けているんだとは思わなかった。

 2013年3月15日に国交省所管の「広域物資拠点施設整備費補助金」の交付決定を通知され、3件計4200万円を受け取った。また同社は環境省所管の「低炭素価値向上基金事業」についても補助金を申請。同省所管の一般社団法人から、同2013年8月19日に約1億7千万円の補助金の交付決定を通知された。
 国交省の補助事業は、災害発生時に支援物資を避難者らに円滑に届けるのが目的。環境省の事業は二酸化炭素の排出量を抑える技術を導入した企業に補助をするものだった。同社は補助金申請で、物流施設の非常用電源設備や蓄電装置がついたクレーン設備などの導入計画を示していた。(朝日デジタル2015年2月27日05時34分)

 で、その鈴与が補助金を貰った直後に望月環境大臣に政治献金をしていたことが明らかになったんだと。鈴与にしてみれば地元選出の代議士に献金してなにが悪い、望月にしてみれば、鈴与なくしてなんの清水か、というところだから「なにがおかしいの?」状態だろう。

 望月義夫環境相が代表の自民党支部が2013年、総合物流会社「鈴与」(静岡市清水区)が国の補助金2件の交付決定を通知された4カ月後と9カ月後に、同社から140万円の寄付を受けていた。2013年までの5年間に、鈴与は毎年140万〜390万円、計950万円を寄付。14〜15社あるグループ会社を含めると、寄付額は5年間で計約2800万円に上る。(朝日デジタル2015年2月27日05時34分)

 望月という名字は静岡県から山梨県にかけて多く見受けることができる名字で、どちらの県でも三番目に多い苗字らしい。高校野球のしぞぉか(静岡)県代表チームのスタメンには必ず一人、多いと三人ぐらいいてもおかしくない。学校では同じクラスに三人ぐらいは普通にいる。
 望月環境大臣は正に清水の出身で清水の進学校でかつては清水商業とともにサッカー選手を多く輩出した清水東高校の出身。今の事務所が実家だったとしたら辻小、一中の出身か。ということは大学進学まで清水から一歩もでちゃぁいねぇら。中央大法学部に現役合格1970年卒。市議になるまでの5年間、彼は何をしていたのだろう。清水市議4期、静岡県議2期。
 今日の衆議院予算委員会ではどんな話が出てくるのか。望月義男環境大臣賀詞交換会での収入を報告書に含めていなかった問題だって決着がついていないし、下村博文週刊文春で暴露された無届け政治団体問題とともに取り上げられないわけがないだろう。これでまた、安倍晋三が逆ギレして、物議を醸さないかと・・・楽しみだ。
 ちなみに清水の駅前のスーパー西友は41年間にわたった歴史を今年4月いっぱいで閉じると発表したそうだ。最盛期は後にヤオハングループになった花菱とともに清水の大店舗の両雄だった。

「ネブラスカ」

 夜中にあの映画を見ちゃったのだ。WOWOWでやっていたのだ。いつ見たんだったか思い出せないけれど、多分、映画館で見たのか、飛行機の中で見たのか、いずれかだろう。せつないよねぇ。モノクロが良かったなぁ。ぴったりだ。いうことない。こういう老人主人公の映画、最近(といっても私の「最近」なのだ)多いなぁ。国の内外を問わず。

2015年02月26日のツイート