東京電力が福島第一原発の排水路から汚染水が外洋に流出しているのを把握しながら約10月間公表しなかった問題で、廃炉作業を担う東電の社内組織・福島第一廃炉推進カンパニーの増田尚宏最高責任者は26日、経済産業省で高木陽介副経産相と面会し、放水口を外洋から港湾内に変更するなどの対策を取ることを明らかにした。
高木副経産相は「東電はこれまでも情報公開のあり方で何度もミスをしてきた。組織の問題だ」と厳しく指摘。増田氏は公表遅れを謝罪し、「情報を隠す気はなかった。環境に与えるリスクなどを考慮し、しっかり情報公開したい」と述べた。
面会後、増田氏は報道陣の取材に応じ、「データ公開に知恵が回らなかった。私の問題だ」と釈明した。(毎日新聞 2015年02月27日 東京朝刊)
世の中をこんなに甘く見ている態度に怒らなくて良いのか。「隠す気はなかった」ンだそうで、「あぁ、そうなんだ、そんな気はなかったのかぁ」と納得する奴がどこにいるんだよ。いるんだとしたら、それは電力会社の社員か、原発関連企業の連中、そしてそれで金を稼いでいる政治家か・・・ン?結構いそうだなぁ。だからこの程度に甘く見ていればそれで良いのか。