ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

 そんなわけで、本屋に行ったついでに桜も見て回ったのですが、若干残念なことに抜けるような青空ではないので、いまいち染井吉野の儚い色が浮き彫りになりませぬなぁ。
 それでも幸いなのはぶわぁ〜っと温度が上がるわけでもなく、びゅ〜ッと強風が吹くわけでもないので、今年の染井吉野が長持ちしていることでございますね。それでももうそろそろ限界が来ちゃっているかもしれませんから、これで見納めかもしれませんね。



考える人 2016年 05 月号

考える人 2016年 05 月号

 「考える人」がリニューアルすると云っていた。ここのところ雑誌界ではリニューアルが流行っている。ま、それほどじゃないけどね。なにしろあの太田出版の「atプラス」ですらイメージを変えた。「ku:nel」が大幅にリニューアルをして、愛読者から賛否の声が噴出したらしい。いや、見てないからわからないけれど。表紙は変わったよ、確かに。
 「考える人」もいつだか途中から表紙の雰囲気変わったよね。で、今度もなんか表紙の雰囲気は変わったな。手にして、ヤケに軽いから小さい版にでもなったのかと思ったら、そうじゃない。薄っぺらくなったのだ。で、その分安くなった。千円以内で買えるようになった。安けりゃ良いのか?ずっしりと3ヶ月楽しませてくれよ。240頁強の雑誌が170数頁になったらやっぱりちょっとがっかりしちゃうってわけよ。
 集英社の「kotoba」なんかがのしてきてるからなぁ。 「老人が始めた戦争で死ぬのは若者」
 渋谷陽平が「今度からいつ出すかわからないからね」と云ってから初めてじゃないだろうか。あれからこれまでの間に他に出ていたのかどうかは知らない。のっけからSEALD'sの奥田君でその次が上野千鶴子、木村草太と繋がるところは全面的に賛成する。良くやっている。
 

職場の旅行

 うちのとっつぁんは工場勤めでした。当時のあぁ云う工場では年に一回だったのか、どうか覚えていませんでしたが、家族連れで日帰り遠足のようなイベントがありました。あの当時は本当に職場の全員が家族のような意識だったんでしょうねぇ。バスをチャーターして、みんなで油壺へ礒遊びに行ったり、野毛山の動物園(というか当時は遊園地のような動物園)でイベントがあったりしました。子ども心に楽しかった想い出です。
 正月になるとうちの八畳間と六畳間の間の襖を外して大宴会をやっていました。次から次に台所からお銚子が運ばれて、とっつぁん連中は顔を真っ赤にして、酔っ払って、皿を割り箸で叩きながら唄っていました。高歌放吟ってのはあぁいうことを云ったんでしょうか。今から考えてみれば、とっても素朴な宴会です。
 あれが季節を持ってきてくれていたような気がします。季節は宴会とともにやってきたのですねぇ。

 この時期に最高潮を迎えてしまったテニスプレイヤーは本当に残念至極でござる。何しろとにかく最後にはジョコビッチが待ち構えている。頑張って、頑張って、しかもたまさかの運に恵まれて決勝まで辿りついたと思ったら、ジョコビッチが立ちはだかっているんだから、まったくイヤになろうってもんだ。奴を決勝で負かすことができる時はまだまだ先のことのように思える。その時には自分も下り坂になっている時だということになるんだろう。これは運としか云いようがない。
 大砲の全盛期、千代の富士北の湖の全盛期、そして今の白鳳の時期の相撲取りもみんな一緒だ。王・長嶋のV9時代の野球選手だってそうだ。
 でも、そんな時代に遭遇できた選手は他にあんまりいないんだよね。群雄割拠の方が見ている方も面白いんだけれど、こりゃ、もうしょうがないと云うほかない。
 錦織圭は本当に同情に値するなぁ。喜んでいるのはユニクロだけだ。

2016年04月03日のツイート