ほぼ足りてまだ欲 その先

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職場の旅行

 うちのとっつぁんは工場勤めでした。当時のあぁ云う工場では年に一回だったのか、どうか覚えていませんでしたが、家族連れで日帰り遠足のようなイベントがありました。あの当時は本当に職場の全員が家族のような意識だったんでしょうねぇ。バスをチャーターして、みんなで油壺へ礒遊びに行ったり、野毛山の動物園(というか当時は遊園地のような動物園)でイベントがあったりしました。子ども心に楽しかった想い出です。
 正月になるとうちの八畳間と六畳間の間の襖を外して大宴会をやっていました。次から次に台所からお銚子が運ばれて、とっつぁん連中は顔を真っ赤にして、酔っ払って、皿を割り箸で叩きながら唄っていました。高歌放吟ってのはあぁいうことを云ったんでしょうか。今から考えてみれば、とっても素朴な宴会です。
 あれが季節を持ってきてくれていたような気がします。季節は宴会とともにやってきたのですねぇ。