ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

早死にするぞ

 今日の午後はなんだか良いことがなかった。3時頃になんだかスタミナが切れかかってきたなぁと思ったあたりから良くなかった。むっとすることが次々と起こってきたという感じだった。
 こうなると帰りの交通機関に乗っていてもイヤなことばかりが目につく。バスに乗ると斜め後ろに座っていた二人連れの男が携帯で話し始める。それも全然急ぐ話じゃない。駅について電車に乗る。7人がけの席に皆均等に間を開けて5人座っている。「失礼します」といって座るが詰めようとしない。私は嫌みなオヤジの役をやることになってしまうが、何でなんだろうと思う。
 すると右の二人目のとっつぁんが大きな声で携帯電話に出る。(なんでオヤジやおばんは携帯電話でしゃべる声が大きいんだろう、俺もそうだけれども)。「今電車んなかなんだけどさぁ」。だったら止めろ。こいつが電話を切ったかと思うと今度は向かい側に座っているねぇちゃんが携帯電話で話し始める。やれやれと思いながら読む本は折角借り出してきたのに面白くない。こんな時に集中できない奴はだめなんだろうなぁと思いながら。JRに乗り換えるとホームにいる時から携帯電話で話していたお嬢ちゃんがそのまま乗り込んできて、3駅くらいずっと話している。それも終わってはすぐにどこかにかけて。明確にある種の中毒か。携帯電話の費用は月にいったいいくらぐらいになるんだろう。そんなのよけいな御世話なんだけれども。
 駅を降りて表通りに出ると真っ黒い大型の乗用車がワンボックスの車に難癖をつけている。バスが来たから乗って座ると前の席に中学生男子が二人来て、大きな声でしゃべる。話題は誰がきもいかというくだらない話である。怒鳴りつけたい衝動に駆られる。多分私は早死にする。
 ここまで電車の中の携帯電話が利用されているんだから、この際車中の会話は解禁にしちゃえばいいじゃないかという方向に多分この国は行くだろうと思う。なにしろ自衛隊憲法にそぐわないけれど、ここまで実態として存在しているんだから、この際憲法第9条の方を止めちまって実態にあった形にしていくべきだ、なんていう理性も知性もない論調がずるずるべったりに市民権を得るような状態だものなぁ。
 私は電車の車輌を電波を遮断する方式にして、その費用を携帯電話会社が負担(ということは携帯電話の利用者負担となる)とするべきだと思う。本来ならばそんな法規制でがんじがらめにしなくても利用者の良識でそこをこなすのが文化というものだろうけれど、できないんだからしょうがない。
 しかし、儲からない仕組みは政党も乗ってこない。ということは政治とは市民を騙して金を巻き上げる仕組みであって、78歳と80歳の姉妹から5千万円を巻き上げた(マスコミが命名するところの)「悪徳業者」と同じだということになる。つまり、政治とは悪徳だということになるというわけ。だからやっぱりなし崩しに電車やバスのなかでの携帯電話の会話はそのうちずるずるになるということである。
 6月20日(月)午後2時から日比谷公園虎ノ門→新橋→日比谷で「中国残留日本人孤児」訴訟勝利へ、運動の飛躍をめざす!6・20行動のデモが行われるという。