ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ほんのちょっと咲いている桜

 寄席がはねてから表に回って国立劇場前の(なんというのか分からない)桜の満開を愛でる。皆さんが写真を撮っておられる。そこから半蔵門方向へ坂を上がり、英国大使館前の公園を上がりながら、千鳥ヶ淵を通って、靖国神社、そして九段下まで降り、とうとう腹が減って我慢ができなくなって、新世紀の経営かも知れない中華やさんに入る。良く歩いた。
 千鳥ヶ淵の石畳の歩道を歩いていると、そんなに桜は咲いている訳ではないのに、上から桜の花びらでなくて、花が一輪、くるくる回りながら落ちてくる。あれ、と思うと結構そのあたりには、一輪の形のまま花が落ちている。やや、と見上げるとそこにはメジロがいて、こっちの枝からあっちの枝に移ってはうまい具合に花をくちばしでかじりきっては落とすのである。「うまいもんだなぁ〜」と連れ合いと見上げていると、通りかかった人がみんな見上げて「へぇ〜」と仰る。いやいや、聞いているとは良いながら、こりゃ面白い。くるくるくるくる 咲いたばかりの桜散る。