ほぼ足りてまだ欲 その先

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許し難い詐欺業界

 東京海上日動保険の石原邦夫社長がNHKの経営委員長を辞任したという話を聞いたと思ったら社長も交代することになったという。生保だけではなくて損保も(というか今は誰かさんのおかげでどこの保険会社もどんな保険も扱えるようになっちまったわけだけれども)客から金は集めるけれど、できるだけ保険金は払わないという、誰がやっても絶対に儲かる商売をやってきたわけで、その責任を取ってあっちもこっちも辞めるにしては「会長として残留し、経営の立て直しを図るべきだと判断した(東京新聞2007年4月13日 00時20分)」んだそうだ。自分が社長だった会社が不正をして儲けていたわけで、何人もの顧客に金を払わずにやってきたのには自分が最も大きな責任を持っているのではないのか。その同じ人間が「経営を建て直す」というのならなんで今まで建て直してこなかったのか、ということにならないのか。
 損保は特に保険事故が発生すると査定が行われて何割保険会社が負担するかどうかを保険契約者に通知して支払うが、一番問題になっているのは特約条項をつけた場合にそれに対する保険金支払いをしないという点で、保険契約者はそんな契約をしていたことを忘れている場合がとても多く、それをそのまま頬かむりをしてしまうというようだ。これは忘れていたという行動ではあり得ない。甚だ意図的だと云われている。ここに問題が存在していると云って良いのではないのだろうか。石原氏の責任の取り方は甚だ納得しかねる方法だ。