ほぼ足りてまだ欲 その先

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戦略的パートナー ついでに捨ててもらえばぁ?

 いろいろな人が出かけている。親方だけでなくて、久間も麻生もそして甘利も。今朝のニュース(2007年05月01日02時00分 Asahi.com)で甘利が「原子力関連企業の社長らを含む官民約150人の大使節団を編成」してカザフスタンに行ったんだそうで「原子力発電の燃料ウランの日本の年間需要9500トン(2005年度)の3割超の権益を獲得」し、「原子力関連や政府系の計29社と資源エネルギー庁も同日、同国のウランを独占する国営原子力会社カズアトムプロムなどとの間で、計24件の契約などに調印した。両国首脳・閣僚が臨席し「お墨付き」を与えた」のだそうで思いっきり経済外交。「日本のウラン輸入量に占める同国の割合は現在1%だが、数年以内に年間需要の3割超を同国産で賄える見通し」だそうだからこれはもう大変なことだ。ついでに日本からの放射線廃棄物も受け入れてもらえるという契約も結んでくれば良かったのにね。そっちの解決がなんにもついていない状態、次々と発覚する原子力発電所の設備とその運営面での問題点、そしてそれを隠すという企業モラル上の問題までがあって、原料の確保だけどんどん決めていっても意味ないだろう。無理矢理必要もないダムを造るんだからそこで発電をしたり、代換え発電に注力して多くの欧州先進国の如く脱原子力発電を考えるべきではないのか。地球の温暖化に貢献する原発と電力会社は宣伝しているけれど、実際にはそれ以上の近い将来に確実に発生する問題点を解決していないだけではなくて、周囲の海水温度への影響もあるし、なによりもこんな地震国家にあって万が一の事故が発生しないという保証がなにもない。ま、そんなことが起こっても、役員が揃って頭を下げればそれで終わりじゃねぇか、と、メーカーのメンテ作業に問題があって、あるいは現場が本店に報告しなかったからだと言い訳していれば済むと思ってタカを括っているんだろう。そんな時には役員諸君も被爆して終わりかも知れないけれどね。