林道談合(韻を踏んでるな・・)
緑機構に捜査のメス、ってやつで例の林道測量工事の官製談合で逮捕者が出る。緑機構から二人、四社からそれぞれの担当者で合計6名の逮捕。しかし、ここから先はどうだろうか。物証があって動いているのだろうか。この業界で天下りが150名とか云う数字をテレビで見たような気がする。もう本当にがっくり来る。典型的だ。他の省庁管轄の特殊法人で「何タラ調査報告」なんてものでがっぽり本省から金を取っているようなものはいくらでもあるだろう。そいつらは既に逃げ支度をしているだろうか。していればしていたで許せないものがあるが、もし、何もしていないんだとしたら、それもまた許せないものがあろうというものだ。この関係業者から政治献金が出ていたのは松岡利勝宛だけだというのは昨日の国会で明らかになっている。「そんなものは返した」というらしいが、なんで返すのかということもあるが、返そうが返さなかろうが、そんな恩恵に浴したのはあんただけですからぁ〜、斬り!(ってふるぅ・・・)。ちらっとテレビで見たけれど、彼は減給3ヶ月?そんなのめじゃないよね、ナントカ還元水の500万ちょっとがあるもの。
(逮捕された緑機構の)理事は1970年、緑資源機構の前身「森林開発公団」に入り、2003年に森林業務部長、2005年に理事となった。公取委の立ち入り検査後の今年1月、機構が設置した入札制度等改革委員会にも、委員として名を連ねていた。
(2007年5月24日15時31分 読売新聞)
この記事には笑える。よみうりは当該理事の名前を明らかにしていない様子だが、他紙ではすでに59歳のこの理事の名前が明らかにされている。
「それはそれとして、政治献金が適正に処理されているかが問題であって、今回の問題と直接結び付いているわけではない」松岡利勝農林水産大臣のコメント(西日本新聞)
返したんだから適正に処理されてるってか?
松岡利勝農水相が同機構と関係の深い企業などから献金を受けていたことに関して(安倍晋三総理大臣)は「既に献金は返していると報告を受けている」と説明。「松岡農水相は農業分野の専門家だ。実績も上げている。攻めの農政を進めていく上で必要な人材だ」と強調(時事どっとこむ 2007/05/24-21:01)
返せばなんでも良い訳ね、あなたの倫理観ではね。じゃ、「攻めの農政」ってなんだろう。
ところでこの談合の摘発に公取委が踏み切ったきっかけはなんだろう・・。
社会保険庁
与党の最高権力をもっていると自負しておいでのおぼっちゃまは昨日の夕方に15歳の天才を呼びつけて相談した結果なのか、昨日の委員会での答弁での「いたずらに国民の不安を煽るのはよろしくない」というオイオイ!な反応をすっかり取り止めることに踏み切ったようだけれど、大慌ての様子が手に取るようだ。確か昨日の自民党の質問者であったかつて官房長官をやってグズグズ何をいっているのかわからんと悪評さくさくだった細田某が「そんなことやったら金がいくらあっても足りない」といい放っていたはずだ。
政府は23日、現在の年金受給者約3000万人を対象に、該当するものがあるかどうか調査する方針を固めた。与党は、年金支給漏れの被害者救済のための議員立法「時効年金救済法案(仮称)」の中に、調査を義務づける規定を盛り込む。安倍首相は25日の衆院厚生労働委員会で、支給漏れ対策への協力を表明する見通しだ。(2007年5月24日 読売新聞)
対選挙対策としてはこの機を逃してはならないと高校生に教わったのかも知れない。これで実際には打つ手は打ったと強調することが出来るのである。「さすが安倍さんね、やることは早いわ」という風潮を広めればよいのだ。そんなことに欺されてはならない・・・といってもすぐに欺されてしまうのが情けない。社会保険庁の歴代長官は顔を出してきちんと謝れ!
とはいえ、この調査はどうせ参議院選挙が終わってからだから、その結果がどうだろうと関係ねぇんだよ、とほくそ笑むお坊ちゃんの顔が目に浮かぶ。
5年の時効も
政府・与党は23日、社会保険庁が年金納付記録を紛失するなどして、受け取る年金額が少なくなる「支給漏れ」について、現行法では「時効」となる5年超の過去分の支給漏れ年金も、国が補償できるようにする時効年金救済法案(仮称)を作成する方針を固めた。早ければ、今国会に議員立法で法案を提出する方向で調整している。(2007年5月23日 読売新聞)
てんだ。