ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

火事か!?

 冷たい風が吹き付ける中、家の中から見ていると暖かそうな陽射しに誘われてランチ前の散歩に出る。そうそう、梅が咲いていると聞いていたので、カメラも忘れない。猫たちも日だまりを捜してウロウロする。するとなるほど、梅は満開だ。心なしか河の水も温みだしているような気がする。そうこうするうちに大通りの交差点まで出てくると何やら騒がしい消防車が近づいてくる。しかも、角を曲がっていく。あれ?ひょっとしたら近いかも。しかし、どこにも煙も見えなけりゃ、焦げ臭い臭いもしない。それでも何台もやってきた。消防士の後を歩いていくと、どこにも火事の雰囲気はしないのに、消防士が集まっているところに来ると突然焦げ臭い臭いが鼻を突く。あ、やっぱり火事だったことは間違いがなさそうだ。
 近所の喫茶店のおかみさんが出てくる。「さっきから消防署からこっちに電話が掛かってきたわよ、この番地だとお宅の直ぐ傍だけれどってね」という。なにしろこの辺は本当に狭い路地だから、一旦火事になったらそれこそ一大事だから、ボヤ程度でも一段も二段も高い出動態勢になるのだそうだ。あっちの路地にもこっちの路地にも消防車がいる。外観は何ともないけれど、中はどうなっているのだろう。隣のお店も全然問題なしという雰囲気でそのまま営業しているし、そもそも大通りの交番前に集まってきている観光客なんかに至っては全く消防車なんかに全く警戒の念なんぞを払っている風情もなく、全く変わらないという雰囲気でお互いを携帯で写真を撮りあったりしている。全然危機感なしだ。きっと「サリン事件」の時もこんな感じだったんだろうか。
 そこから家に帰り着くまでの間に急にカレーが食べたくなり、市販ルーを買ってきて野菜を刻み、シーフードの冷凍を放り込んでカレーを喰らった。家人の中ではカレーは人気メニューではないので、食べたい時は自分で作る。それならば自分以外の好き嫌いを意識しなくて良いから気が楽だ。
 それにしてもスーパーの挽肉売り場にこれまでひっそりとおかれていて他の人が買うのを見たことがなかった餃子の皮なんだけれど、驚くほど大量に積み上げられていた。確かにテレビでも3割売り上げが伸びているという話を聞いたけれど、あれじゃ、それどころじゃないね。突然皆さん自宅で創り出したということか。各家庭で違う味の餃子ができているんだろうなぁ。そのうち自宅で皮まで作る人が必ず大量発生するかもね。それでも小麦も値上がりしているんだよね。
 帰りに図書館に寄って「中村八大」作品集というCD4枚組を借り出してきた。「黄昏のビギン」を聴きたくて。