ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

大阪も

 橋下はなにか間違えている。「始業時間から終業時間まで、一切タバコ時間から休憩時間もなしで仕事をしろ」と云うのは正しいだろう。労働協約上はそういう規定になっている。この云い方は突き詰めると午後5時きっかりにどんな状況にあろうとも職場を離れても文句が言えないというかつての「お役所仕事」スタイルを助長することになる。つまりこれは退歩に繋がるということではないのか。
 私は何もいい加減な職場を作れといっているのではない。職場の総意として「15分早く集まって打ち合わせをしよう」という動きができるのであればそれはわかるけれど、やってくるなり強圧的に「15分前に集合」は反発を喰らって当たり前だろう。このやり方は民間会社では良くある。私が仕事をしていた会社のある部では週に一度は一時間早く出勤して会議を持つのが普通だった。本来的には「早出」と称する残業枠の一種類である。しかし、実際にはその会議に出席する要員のほとんどが管理職だった。「やっぱりこの職場は改革しなくちゃだめなんだ」という意識を職員に持たせることができるのかどうかが橋下が成功するか否かの境目なのだろう。