ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

企業の温室ガス 

 「最多はJFEスチール。上位10社のうち鉄鋼が5社、セメントが3社。(中略)企業ランキングで電力会社は、需要家向け発電で排出した分を差し引くため、業界最上位の東京電力が27位(約2800万トン)。差し引き分を含めると同社は約6900万トンで事業所全体の一位(東京新聞 2008年3月29日 朝刊)。」
 「需要家向け」じゃない発電なんてあるの?この新聞記事ではこれが何を意味するのか全く読み取れないのだけれど、これは説明しては貰えないのだろうか。
 「ただ導入を巡っては、環境NGOなどが「事業所ごとの排出量も公表すべきだ」と主張したのに対し、排出量が多い鉄鋼や化学などの業界が「経営上の秘密が守れない」と猛反発。事業所ごとのデータは非開示も可能になった。今回公表された排出量ではJFEスチールや新日本製鉄など14社、36工場のデータは非開示となった(毎日新聞 2008年3月29日 東京朝刊)。」
 これでも二大製鉄メーカーの排出量は全部じゃないのだということになっているということの様だ。こうなると一体この発表された数字の持つ意味というのはどんなことになるのだろうか。その他のメーカーは一体どの程度までここで明らかにされているというのだろうか。やることがあまりにも中途半端すぎて意味がない。環境省がどんなスタンスにあるのか知らないけれど、普通に想像したら当然経産省は突き上げを喰らって全部を表にしなくても良いじゃないかとしていることだろう。これまでの大企業のために充分機能してきた経産省のことだからごく普通の市民は容易にこれを想像しているにちがいない。