ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ちい散歩

 今日の「ちい散歩」はラムネの話だった。私は子どもの頃近所の小栗商店の店頭で氷の入った水槽の中にあるラムネを買っては、そこに紐でぶら下がっている木製のラムネの栓抜きでぽん!とあけるのは好きだった。しかし、ラムネそのものには実にいらいらした。大体サッカリンの味もあれでそのあといやになったけれど、あの瓶は「ごく!ごく!」と思いっきり飲み干すことができなかった。その思いっきりのなさが貧乏くさくていやだった。確かに貧乏だったけれど。
 それにしてもあの瓶のクリスタルな緑色は幼い私には権威を感じさせるものだった。そのあとにやってきた薬臭い、真っ黒な液体の強烈な甘さの前にはラムネはあっという間に権威を失って色が褪せて見えた。
 ラムネは「レモネード」から来た名前なんだそうだ。しらんかったなぁ〜!