漢検の実態がほじくり返されようとしている。「時価6億を超える邸宅を京都に持っている」なんていう話も出てきたし、「大久保昇理事長が代表を務める広告会社に過去3年間で約8億円の業務委託費を払いながら、文部科学省の調査に対し報告していなかった(産経ニュース 2009.1.23 12:29)」なんて報道もされていたんだそう。
「財団法人の公益事業について、指導監督基準は、健全な運営に必要な額以上の利益を生じないように定めている。このため文科省が2004年以降、3度立ち入り検査し、受検料を下げるか、公益事業に回すように指導してきた。協会は、1級の受検料を6千円から5千円に下げるなどしてきたが、ブームが続いてなおも利益が多すぎる疑いがあるとして、文科省は立ち入り検査を決めた。同省担当者は「悪意はないとみられるが、基準に抵触する可能性があるため」と話している。協会側は「事実を確認のうえ、今後の運営計画を立てたい。調査にはきちんと対応していく」とコメントした(上野創)(asahi.net 2009年1月23日7時22分)」
こうなってくると「悪意はない」どころかその意図見え見えで、テレビの取材に対してえらっそうな態度をみせる理事長の対応を見ているとむらむらと許せない気分が高まってくる。テレビレポーターの術中にはまってしまうような気もするけれど、もともと特殊法人で儲かっているところの給与の水準を考えると妬ましさと悔しさもあるものだから、バッシングしたい気持ちもわからんではない。私も人間が完成されたりしないので、腹立たしい。
著作権に絡んだ法人や、国営賭け事団体の職員の給与を考えると随分前から羨ましかったことは間違いない。著作権がらみ法人は必要な権利保護という名目があるから必要な活動ではあるという一面を抱えているけれど、賭け事団体の方は全くの話、私の許容範囲を遙かに超えた団体なものだから余計に許せないのか。そもそもテレビ広告をバンバン打って国民から金を巻き上げる団体を国が経営していて、なおかつ給料が一般水準を遙かに超えているというのが許せないんだなぁ。